豚インフルエンザ、警戒レベルがフェーズ4になりました。

ytRino2009-04-27

1時間ほど前(5時過ぎ)から豚インフルエンザについてWHOがフェーズ4に引き上げたというニュースが出てますね。

フェーズ1 : 人への感染はほぼない
フェーズ2 : 人に感染する例あり
フェーズ3 : 動物から人へ感染 人から人へはほとんど感染しない 新型インフルエンザ発生かは判断しかねる
フェーズ4 : 人から人への感染 新型インフルエンザ大流行の可能性
フェーズ5 : 集団感染 流行
フェーズ6 : 世界的流行 パンデミック

ざっくりいうとこんな感じらしい。


んで,
WHO会見 フクダ事務局長補代理「封じ込めるというよりは緩和で対策。というか封じ込めは無理

な、なんだってー
ま、すでに結構な数の国で感染してるみたいだし無理か。
しかしいまいち危機感沸いてこない自分がこわいねぇ

でも一応対策とか早めに考えないといけないのかねえ。


ところで、一般の方で心配して「N95マスク」を買い求めている方がいるようですが、N95マスクは感染患者と濃厚接触する医療従事者向けのマスクであり、日常生活での使用には向いていません。

というのも、正しく装着すると息苦しくて日常生活なんて送れないからです。


◇食料マスク備蓄、外出控えて 新型インフル家庭の対策は 朝日新聞(2008.10.15)

マスクは、繊維や糸を熱などで接着させた「不織布製マスク」を1人あたり20〜25枚を目安に備蓄するよう勧める。薬局などで市販され、市販マスクの9割以上がこのタイプ。発生時には原則外出を控えるが、やむを得ず週2回外出するほか、自らが発症した時に使用する分も入れて2カ月分の計算だ。

ガイドラインでは、密着性の高い防護マスク「N95」や、綿織物を重ねた「ガーゼマスク」についても検討した。その結果、N95は、長い時間着用すると息苦しくなるため日常生活に適さない、と推奨しない。ガーゼマスクは、せきやくしゃみを遮断する効果が低い、という。

言い換えると

N95マスクをつけて日常生活できる=装着方法が間違っていて空気が漏れまくり=ウイルスを防げていない

という構図であり、一般の方にはあまり向いていない製品ということです。
(中略)
インターネットの通販業者などでは「医療機関でも使われている」「WHO推奨」、なかには「対応する医療スタッフはN95マスクの着用が推奨されている。普通のマスクでは危ないのだ」みたいな不安を煽るような文句を使っているところもありますが、まずは、不織布マスク(サージカルマスク)の備蓄をおすすめします。

とか

第一線で感染症対策に当る医師などが使うN95マスクというものがあります。これは一般人が感染予防に使うには実用的ではありません。まず隙間なく密着させなければ意味がありませんが、フィットテストを行わなければ確認が出来ません。きちんと着けられても呼吸が楽ではありませんから、行動時には長時間つけられないようです。

そのようなことから通常の不織布製マスクを使い捨てる用に使うのが一番現実的でしょう。一家に100枚前後は備蓄しておきたいものです。食糧も缶詰など保存の利くものを2〜3週間分確保するとよいでしょう。

というわけでどうやら特別なマスクじゃなくていいみたいですよ。